熊本県


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2009年11月10日

11月8日午後4時半過ぎに、熊本県植木町小野の民家で、男女3人の遺体が見つかったという事件について。

新聞記事などによると次のような点が判明している。
  • 遺体のうち2人は農場主の広地さん夫婦(67歳と63歳)であり外傷(頭部などを鈍器で殴られた跡)がある。庭で倒れていた。
  • もう一つの遺体は中国人の農業研修生の男性の王さん(22歳)。外傷はなくロープのようなもので首を吊っていたらしい。自殺の疑いがある。
  • 広池さんの姪にあたる55歳の女性も同じ敷地内(納屋近くの作業小屋)で外傷(流血あり)を受けて倒れていた。意識不明の重体だったが、現在は意識を回復しているが重体のまま。よって警察の事情聴取は現状未実施。
  • 王さんは研修生として6月下旬に来日し、7月下旬から広地さん宅近くの別棟に住み込んで働いていたらしい。
  • 家の室内には荒らされた形跡などは無い模様。そのため、熊本県警は王さんと広池さんの間でトラブルが発生したと考えている模様。
  • 王さんは広池さんらと思われる大量返り血を浴びているとのこと。
  • 凶器と目される鈍器は回収済み。


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関連する新聞記事は次の通り。
<西日本新聞>
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/133537
<時事新報>
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2009110900207



まだ捜査中なので、続報を待つ必要がニュースである。

ただ返り血をあびており、首吊り自殺までしている以上は犯人でほぼ間違いないのだろう。重体の女性の証言および鈍器から指紋が出れ
ば確定といったところだろうか。

実際に日本国内での犯罪率という面でいっても、韓国人や中国人の犯罪率は突出して高いというデータもあるが、外国人による犯罪というのはどうしても目立つ。

ただしこの事件の犯人が王という中国人研修生だったとしても、この事件はあくまでの雇い主の農場主家族内で収まった事件ということもあり、比較的マシとも言える。
地域社会にとってみれば、最悪の凶悪犯ではなかったことが慰めとなるだろう。
むろん殺害された被害者夫婦にとっては悲惨極まりないことは承知だが、自己の責任範囲を逸脱していたとはいえ、完全に全く関係のない他人を巻き込んでいないだけ比較的マシという意味合いである。
これはとても慰めにもならぬ程度の度合いによるものに過ぎないが、それでも犯罪事件におけるかなり重要なポイントでもある。

とはいえ、当然だが、同じ外国人研修生を取り巻く環境に与えた衝撃は決して小さいものにはなりえない。雇い主も雇われた外国人にとっても緊張が走っているに違いない。
両者がこの事件の話題を平気で冷静に話し合えるくらいに正常な関係を保っていれば全く問題ないが、話題にすることすら出来なかったり(いわゆる事なかれ主義、臭い物にフタ)、話題にしても喧嘩になるようならば、いったん契約の解消を行った方がお互いのためになるかもしれない。


関連リンク
熊本県警
植木町(熊本県)の安全情報:火災,交通事故,犯罪etc
事件を扱った余所のブログ記事

pat_news at 12:26コメント(0)トラックバック(1) 
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