入間


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2009年10月17日

10月7日深夜から8日朝方にかけて、埼玉県入間市東藤沢2丁目の77歳の女性が殺害されるという事件が発生している。死体発見は12日。

死亡推定日は、7日の夕刊の存在と同時期に通過していた台風18号に関連すると思われる、犯人のものらしき土足跡から推測されている。

争ったあげくに殺害されたようで、頭部に殴られた跡があり、それが致命傷になっているとのことだが、凶器はまだ不明の模様。

本事件の特徴は次の通り。
・犯人と争った形跡があること
・現金は一万円札などが残されている一方で、空の財布もあったとのこと。
・銀行口座などからの現金引き出しはない
・侵入口と思われる台所の窓はクレセント錠だけを効率的に割られていること
・タンスがあけられているなど物色した跡がある。
・階段から土足の跡(運動靴の跡?)がみつかっていること
・近所の人の話では、見知らぬ男性が最近庭に潜んでいて堀を越えて逃げるのを発見したことが何度かあるらしい
・とりわけて金持ちの家というわけではないらしい
・割ったガラスがある雨戸を閉めるという事後工作もしている


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<産経新聞>
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/091014/stm0910142001020-n1.htm

<東京新聞>
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20091015/CK2009101502000108.html


恐ろしい強盗殺人事件である。
現在分かっている話では金持ちという噂もないようである。ひそかに自宅に現金を貯め込んでいるという噂がない以上は1人暮らしの老人を狙ったプロの空き巣だったのだろうか?
実際に、下見には何度か来ているという情報もある。
しかしながら財布が空になっているとはいえ、普通家庭には大金は置かないだろう。にもかかわらず明らかに放置した一万札がいくらかあったという話があると、よくわからなくなってくる。総計金額が少ない場合は少しでも持って行こうと考えるはずではないか?
ということは現在のところ話に出ていないだけで、大金のタンス預金でもあったのだろうか?

いずれにせよ、強盗という点では誰にでも起こりうる恐ろしい犯罪である。最低でも一階部分で侵入可能な窓の雨戸は確実に閉めておくか柵を設けておいた方がよいだろう。そして不審者を複数回見かけたならば、一層の防備体制を内外に示さなくてはならない。
国家間の話でもそうだが、家庭においても無防備宣言などは愚の骨頂なのだ。少なからず警戒の姿勢を見せることが犯罪抑制にも繋がることになるのだ。

それにしても本事件は台風通過中の真夜中の出来事であり、目撃者はおろか、音を聞いた人も今のところいなさそうであり、正確な犯行時刻もわからず、なおかつ死体発見が4日後と来ている。

証拠となりうる犯行に利用した鈍器や運動靴の行方を追う必要性がありそうだが、どうなるか?

もし犯人が殺害意思までは持たない空き巣だったとしたら、ぜひ自首をお勧めしたい。精神の重荷が大きく軽くなることは間違いないからだ。


関連リンク
埼玉県警
入間市(埼玉県)の安全情報:火災,交通事故,犯罪etc






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容疑者特定の続報(2009/12/12追記)

11/24に自殺した被害者宅の近所jに住むタクシー運転手の津田祥二容疑者(死亡時61歳)が本事件の殺人容疑者として特定された模様だ。
決め手は血液のDNAだったという。

自殺したところを見ると罪の重さに耐えかねたのだろうか。不可解な殺人事件が解決したことは幸いという他はない。しかし近隣住民にとってはこの安心の報告であっても動揺は隠せないだろう。いつまでも忘れられない記憶になってしまうことは間違いない。
それにしてもタクシー運転手は凶悪事件の被害にあうことが多いという印象ではあったが、それでも誰もが加害者側になることもあるんだと再認識させられる事件の顛末だった。

殺人容疑者特定のニュース記事は次の通り。
<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20091210-OYT8T01510.htm



ちょっと不安を煽ることをいうと、
・殺人事件現場に落ちていた津田容疑者の血液に作為がなかったという証拠はないこと
・殺人事件が今回自殺した津田容疑者1人で行われたという証拠はないこと
といったところだろうか。


pat_news at 11:45コメント(0)トラックバック(0) 
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