多摩


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2009年12月03日

2008年6月27日、東京都府中市是政3丁目の中央自動車道高架下の公園で路上生活者(当時74歳)が頭を殴られるなどで殺害される殺人事件が起こっていたのだが、
2009年12月2日、やはり他にも多数の殺人および殺人未遂事件を起こしていた多摩市連光寺2丁目の高本孝之容疑者(37歳)が4度目の再逮捕されたとのことである。
今回も決め手になったのは現場近くの防犯カメラの映像だったということ。


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関連する新聞記事
<読売新聞>
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091202-OYT1T01012.htm

なお高本容疑者が既に逮捕起訴されている内容は次の通り。
1回目逮捕:2009年1月2日未明、東京都世田谷区の東名高速高架橋下で路上生活者(当時71歳)が鉄パイプで殴られるなどで殺害される殺人事件
2回目逮捕:2008年6月20日、東京都国立市谷保の石田大橋下の多摩川河川敷で路上生活者(当時63歳)を鉄パイプなどで頭を殴り負傷させる殺人未遂事件
3回目逮捕:2008年6月20日未明、東京都府中市押立町の稲城大橋有料道路下の多摩川河川敷で(当時66歳)を鉄パイプで殴りや刃物で斬りつけるなどして両腕骨折などの重傷を負わせた殺人未遂事件


更に他にも疑われる事案が5件ある。もちろんこれらは他に犯人がいる可能性もある。他の犯人がいる場合も含めて全力でかつ慎重に捜査をしていただきたい事件だ。
2007年4月 東京都昭島市の多摩川河川敷で路上生活者(当時52歳)の男性を鉄パイプのようなもので殴り殺害する
2008年3月5日、府中市分梅町2丁目の中央道高架下で、路上生活者(当時76歳)の男性に対し鉄パイプで襲い両腕骨折などの重傷を負わせる
2008年3月6日午後5時過ぎ、調布市上石原の中央道高架下の公園で、路上生活者(当時62歳)の男性を鉄パイプのようなもので9回殴って後頭部や腕に重傷を負わせる
2008年3月12日、府中市小柳町4丁目の西武線高架下で、路上生活者(当時48歳)の男性を鉄パイプで殴り頭や腕などに重傷を負わせる


ちなみに既知の報道によると、高本容疑者は軽度の知的障害者だという。またリサイクルショップでアルバイトもしていたともいう。
しかしこれらの容疑者の住処に血の付いた鉄パイプや刃物などが物的証拠が多数見つかっているというのも事実である。

言うまでもなく、この連続殺人はあまりにも酷い話だ。
そもそも障害者だから誰かを殺害していもいいものなのか? 否!というのが当然のことだ。
相応の刑事罰(今回の罪では死刑も考慮されるべきとは思うが)
を受けるのが真の障害者からの差別をなくす行動と言えるではないか。

むろん警察の取り調べ方法には一定の配慮や一層の慎重さが求められるのは確かだ。しかしそれさえクリアすれば、知的障害者の重大犯罪は健常者と同様に裁かれるべきだろう。それが差別をなくす社会を作るというものだ。このままの状態では差別を助長しているようなものである。
いったいぜんたい精神異常だったので無罪などされても誰も喜ぶのか理解に苦しむばかりだ。

それに知的障害者を野放しにしておいて、責任を一切取ろうとしない保護者(障害者施設の責任者や職員)も同様に刑法罪に問うべきだ。
今回の一連の路上生活者殺害および殺害未遂事件についても、日中に行われた事件は保護者責任という面では仕方ないものあるかもしれない。しかし真夜中に出かけていく容疑者に対してあまりにも無責任極まりないと断罪するしかない。

とにかく知的障害者に襲われ殺害されたら運が悪かったの一言で済ませるような社会だけにはしないで頂きたいものだ。

もう本事件について、もう一つ注目すべき点が防犯カメラが大きな証拠になったという点だ。
監視社会と恐れる人間もいるのだが、結局は監視カメラは犯罪者に厳しく、非犯罪者には優しいものなのだ。
むろんカメラにたまたまお忍び行動中に映り犯罪者扱いされそうになるケースも考えられるだろう。
しかし殺人罪を問われている最中に言い逃れできないお忍び行動などは考えられないことだ。
それに犯罪者がよく行う現場を知らない行ったことがないなどといった嘘に対処する決定的なカードにも成りうる。

防犯カメラというものは殺人事件や治安監視に対して大きな効果があると考えざるを得ないだろう。


関連リンク
警視庁
多摩市(東京都)の安全情報:火災,交通事故,犯罪etc


pat_news at 13:23コメント(0)トラックバック(0) 
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