岡山


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2009年12月19日

12月16日22時20分ごろ、岡山県備前市大内にある市営住宅の自宅において、表康玉容疑者(59歳)が知人の60歳男性の左胸などを複数回サバイバルナイフで刺すという事件が発生した。
幸い刺された男性が逃げたため一週間の怪我で済んだということである。

表容疑者は知人男性ら三名で酒を飲んでいたが、口論となり、上記の事件となったようである。凶器は部屋にあった刃渡り20センチのサバイバルナイフだった。

なお、表容疑者は岡山県警備前署に殺人未遂容疑で緊急逮捕されており、容疑について、
・刺したことは間違いない
・男性の話し方が気に入らなかった
などと述べているという。


事件に関連するニュース記事は以下の通り。
<KSB瀬戸内海放送局>
http://www.ksb.co.jp/newsweb/indexnews.asp?id=26508


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衝動的にサバイバルナイフで左胸、心臓を刺そうとするとは恐ろしいとしか言いようがない。
ただ以下の点を考えると、殺人事件、殺人未遂事件全体から見れば、マシとも言える。
・結果的に殺人未遂で済んだ
・結果的に即座に逮捕され犯行を認めた
・自宅で同世代の知人に対しての犯行

どこがマシなのかといえば、知人への犯行という点が大きい。
私は犯罪事件の罪深さを評価する際、もっとも考慮するのは、次の5点である。
  1. 動機があまりにも馬鹿馬鹿しいような無差別殺人かどうか
  2. 他人への犯行かどうか
  3. 無抵抗な子供への犯行かどうか
  4. 放火など他人への影響範囲の拡大を試みてないかどうか
  5. 殺害後逃走など社会影響が大きいかどうか
この中で更に順位を付けるならば、1がもっとも罪深く、続いて2と3、5、そして4という順番になるだろうか。むろんこれ以外にも殺害人数や殺害方法なども加味されるのは言うまでもない。

今回の犯行は知人への犯行であり、既に逮捕もされている。1〜5全てに当てはまらず殺人でもない。2には当てはまりそうだが、一緒に自宅で酒を飲む同世代の間柄ということを加味すると、上記でいう他人とまでは言い難い。よって、相対的には罪は軽い犯罪と言えるだろう。

一応いえば、上は犯罪の罪深さのランク付けに過ぎない。犯罪そのものが絶対的な社会悪であることに代わりはないので念のため。

この事件のようなケースでも、今回のように運もなく殺人事件に発展した上で、なおかつ放火して証拠隠滅を図ったり、逃走して犯人不明の状態を作り出したり、また背景にびっくりするような動機が隠されていたりした場合などは評価が全く変わってくるだろう。


関連リンク
岡山県警
備前市(岡山県)の安全情報:火災,交通事故,犯罪etc

pat_news at 01:33コメント(0)トラックバック(0) 
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